12月8日「健康カプセル!ゲンキの時間」では、動脈硬化の恐ろしさと、最近の動脈硬化の治療について放送しました。
動脈硬化の主な原因に加齢があります。
これは避けられないことで、動脈硬化を引き起こす原因や予防などを調べてみました。
この記事でわかること
動脈硬化とは
「老化現象を起こした血管が硬くなってしまった状態」をいい、その原因は特定されていませんが、「加齢」と「長年の生活習慣」が大きく影響していると考えられています。
動脈硬化のこわいところは、初期症状がほとんどなく、静かに進行していくため、「沈黙の病気」といわれます。
その為、症状が見られるようになったら、かなり動脈硬化が進んでいる状態のようです。
動脈硬化の原因と言われているものは?
①LPDコレステロール
健康診断の結果などで、LPDコレステロールが高い方は食生活を見直して下さい。
②糖尿病
血糖値が高い方も食生活を見直して下さい。
③高血圧
減塩や野菜を積極的に摂取すると良いそうです。
④タバコ
喫煙者にとってタバコをやめることは、難しく大変な事と思いますが、自分や家族を
悲しませない為にも一度、やめることに真剣に向き合って下さい。
動脈硬化の症状がまず現れるのは?
脳・心臓・足の3ヶ所です。
それぞれの症状は?
脳
- めまい、頭痛、耳鳴りが起こる。
- しゃべりにくい。
- 手足がしびれ、力が入らない。
心臓
- 階段の昇リ降りで動悸がする。
- 急いだり、重い荷物を持って歩くと息苦しくなる。
- 疲れやすい。
足
- 足が冷える。
- 歩いていると、太ももの裏側やふくらはぎに痛みを感じる。
- 足をひきずる。
- 安静にしていても痛む。
- 軽い刺激でも傷になり、化膿して治りにくい。
※上記ののような症状が見られたら、動脈硬化が進んでいる状態なので、一度専門医に相談して下さい。
動脈硬化の危険因子とは?
自分ではどうにもならないもの「男性である」「年をとる」や、「喫煙」「肥満」「糖尿病」「ストレス」などのように、自分の意志次第でコントロールできるものもできるものもあります。
※女性ホルモンには動脈硬化の進行を抑える働きも あります。
ですからその分泌が少ない男性は、女性よ りも若い時期から動脈硬化の危険が高くなるそうです。
こうした危険因子を多くもつ人ほど、動脈硬化がはやまることが分かっています。
危険因子の中でも「高血圧」「高脂血症」「喫煙」は特に重要で、3大危険因子になっています。
※足の動脈硬化=全身に動脈硬化が起きている可能性があると番組で言っていました。
心筋梗塞や脳梗塞を起こす可能性が大きいそうです。
足に痛みや冷えを少しでも感じる人は、注意が必要です。
動脈硬化を調べる検査
ABIとPWV検査があります。
服を着たまま、簡単に受けることができる検査です。
ABIは、足の動脈のつまりを調べる検査で、PWVは血管の硬さを調べる検査です。
足の痛みや冷えを感じる方は、この様な検査を受けるか専門医に相談して下さい。
足の冷えの特徴としては、左右の足の温度差と聞いてます。
どちらか片方が冷えてると感じるた時は受診をして下さい。
片方の毛が抜けているのも、血液の循環が悪くなってくる現れのようです。
動脈硬化の治療法
薬と運動で治す方法と手術があります。
手術は血行再建治療法です。
これはカテーテルを使い、血液の流れを良くする手術で、患者さんの様子を見ながら、声を
かけながら局部麻酔で行います。
番組で手術の様子を映していましたが、患者さんに不安は見られず、30分程で終わり、
直ぐに歩いてました。
体に負担のかからない手術なんですね。
動脈硬化を予防する食事
肉類などに多い動物性脂肪を取りすぎると、血液中の脂質が増え、肥満になりやすく、
動脈硬化を促進する原因となります。
調べたところ、肉類の食べる量を控えめにすると同時に、野菜を沢山食べるようにするのが良いと書かれてました。
また、野菜には塩分を排出して血圧を下げる効用や、脂質の酸化を防いで動脈硬化を予防する
効果も期待できるとのことです。
適度な運動
やはり運動不足は体に良くないようで、適度な運動を取り入れると良いそうですが、
なかなか続けるのは難しいという方も多いと思います。
1日30分程度のウォーキングでも効果がある様なので、普段自転車で行ってる所を歩いて
行ったり、一駅歩ける距離ならば歩いてみるのも良いと思います。
まとめ
今回の「健康カプセル!ゲンキの時間」に出演して頂いた動脈硬化の経験をされた方は、お肉が大好きで、毎日食べていたわけではないのですが、毎回食べるときは、物凄い量のお肉を食べていたそうです。
もう一人の方は、甘い物が大好きで、ケーキをおかずにご飯を食べていて、1ホールを食べていた時もあったそうで、病院で検査したところ、運転をしてはいけない程の血糖値だったそうです。
運転中に気を失う可能性があったとのことです。
動脈硬化は加齢とともに起こりやすく、体内老化は30代から始まると言われているので、
早めの予防対策が良いですね。
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